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ジャーニー圧巻13頭抜き/神戸新聞杯

神戸新聞杯を制したドリームジャーニー(右)。左は2着のアサクサキングス
神戸新聞杯を制したドリームジャーニー(右)。左は2着のアサクサキングス

<神戸新聞杯>◇23日=阪神◇G2◇芝2400メートル◇3歳◇出走15頭

 2歳王者が鮮やかに復活を遂げた。4角で後方2番手に位置したドリームジャーニー(牡3、栗東・池江泰寿)が、直線だけで13頭をごぼう抜き。課題とされた距離を克服、菊花賞への展望が大きく開けた。2着にはダービー2着馬のアサクサキングスが入り、1番人気のフサイチホウオーは直線で伸びを欠き、12着に沈んだ。

 進路は外。ドリームジャーニーの手綱を取る武豊に迷いはなかった。すぐ前のヒラボクロイヤルをかわし、最後は馬体を併せにきたアサクサキングスを競り落とした。半馬身前に出たところがゴール。昨年の2歳チャンピオンが持ち味の末脚を一閃(いっせん)させて、菊花賞へ堂々と名乗りを上げた。武豊は「切れましたね。折り合いがポイントだと思ったし、専念した。春のレースで後ろからの競馬を教えていたからね。ゴーサインの反応も良かったし、軽く飛びましたね」と笑顔を見せた。

 道中は最後方で折り合った。今年から2400メートルとなった神戸新聞杯は、昨年以上に大一番へつながる可能性がある。ダービーで5着に好走したとはいえ、手探りの状態だった。前哨戦で大きな手応えをつかんだことで、菊への弾みとなった。武は「3000メートル向きとは言えないが、この距離を克服してくれたのは大きい。いい秋の初戦になった」と満足げに語った。土曜に5勝、日曜も5勝を挙げ今週は10勝の荒稼ぎ。トップの岩田に3勝と迫った。「まあ、離されずに気を引き締めていきたい」。今週のスプリンターズSへ、自身も弾みをつけた。

 ドリームジャーニーはこの後は菊花賞へ向かう。徹底した追い込み競馬で馬が折り合いを自然に覚えた。池江泰寿師は「蛯名騎手が教えてきたこともある。自信を持って菊花賞へ行きたい」。追い切り翌日に430キロあった馬体重はレース当日は416キロ。初の当日輸送で少しいれ込んだが、馬が自ら体をつくったこともある。トレーナーは「いろんな意味でいいトライアルになった」と手応えを感じている。菊花賞の結果次第で11月25日米国のハリウッドダービー(G1、芝2000メートル)も視野に入っている。「名前の通りになるのもいいかな」。菊の大輪、そして世界へ。期待を抱かせるに十分の勝ち方だった。【高橋悟史】

[2007年9月24日8時17分 紙面から]

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